
つい最近起こった人的ミスともいうべき事故を紹介します。私が起こしたわけではありませんが、自分がやってしまったと思い、同じ事故を起こさないように心がけたいと思います。
私が現在勤めている老人ホームでは、ご入居者様が入浴されたら、着ていた衣類を洗濯する事になっています。しかし、この洗濯物の数が合わないとか、他のご入居者様の洗濯物が紛れ込んでいたりとか、非常にトラブルが多い業務です。こういったことを防ぐため、様々な対応策をとっているのですが、それでも起こります。
対応策としては、洗濯物のチェックリストという用紙があり、上着、ズボンが何枚だとか上の肌着、下の肌着は何枚だとか、バスタオルは何枚とか細かく記載してから洗濯機を回すことになっています。ですが、どうしても数え間違いだとか入れ間違いだとか問題は発生するものです。予防するには注意深く1枚1枚しっかりと確認し、数えていくしかありません。
そんなトラブルの多い洗濯なのですが、ある日私が夜勤で出勤してくると洗濯機に職員のボールペンが混入し、ご入居者様の衣類がインクまみれになってしまったという事故が発生していました。さらに、気づかずそのまま乾燥機にもいれてしまったようで、乾燥機もインクまみれになってしまい、使うとインクが付着してしまうという最悪の事態に陥っていたのです。
ご入居者様に謝罪し、事なきを得たようですが・・・このような人的トラブルはしっかりと確認する事で防げると思います。弁償ができればまだいいですが、大切な贈り物だったりした場合は弁償することもできません。ご入居者様の大切な衣類を洗濯するという行為は十分に注意する必要があります。
こういった場合は事故報告書を提出することになっています。事故報告書は、全職員確認できると思いますのでしっかりと目を通し、自分はやってないからいいや、とかではなく自分の事のように受け止め再発を予防しましょう。そのための事故報告書なのです。