介護士の離職率、退職率は高いのか?という疑問について私の見解を述べます。結論からいうと高いというのが私の見解です。それではなぜ介護士の離職率が高いのか、記載していきたいと思います。

①給料が低い
おそらく離職される人の多くがこの理由なんじゃないかと思います。給料がたかければ業務がきつくても頑張れるという人も多いかと思いますが、正直高いとは言えません。もっと稼ぎたい、という人は転職を視野にいれるでしょう。
②高みを目指す
これは退職にはつながらないかもしれませんが、例えば新米介護士として入職し、3年の勤務を得て介護福祉士の資格を得たとします。その先はどうでしょうか?ケアマネージャーの資格に挑戦したり、生活相談員を目指したり、リーダー、主任といった役職につきやがては施設長に・・・といった上昇志向のある人はいまのいる職場では既に担当者がいる場合、そういったポジションにつけないので、募集している職場へいきたいと思うでしょう。
③人間関係の悪化
これも離職率が高い大きな原因の1つだと思います。どうしてもストレスがたまりやすい現場ですので、言葉も荒くなりがちです。真剣に介護に取り組んでる人はそうでない人と温度差がでてきますし、連携がうまくいかないとこの人には任せれない、この人の言葉使いは気に入らない、といった人間関係のほころびがっ生じると関係の修復は難しくなります。もちろん介護職に限ったことではありませんが、私はこの人間関係の悪化が離職率の高さに直結していると感じます。人間関係が良好な職場はきっと離職率も高くないのでしょう。職員を大切にしてくれる施設はとても貴重だと思いますが、それがある一方に傾いてしまったらどんどん離職率は加速していってしまうと思います。
④結婚して、子供ができた
子供のためにはもっと稼がなくてはいけない、そんなお父さんはきっと転職を決意するのでしょう。実際に私がいた施設ではこの理由で退職された人も多くいらっしゃりました。①と同じ理由ですね。
⑤家庭の事情で・・・
親が病気のため、親の介護をするため離職するという人もいました。
⑥通勤時間が長い
職場までの通勤距離が長く、1時間くらいかかると通勤だけで疲れると思います。1時間の通勤時間の人が、次の日の勤務が早出の場合、通勤の1時間前には起きないといけないと思うので4~5時、という人もいるでしょう。介護の仕事は基本シフト制なので、遅出勤務からの早出勤務とかになるとかなりしんどいでしょう。私も昔は電車通勤で1時間くらいかかっていましたが、今思えばよくやっていたなぁと褒めてあげたいです(笑)今、1時間かけて通えと言われたら無理だろうなぁ・・・
色々あげてみて、まだまだあると思いますが、私が介護職の離職理由で思いついたのは以上です。この中でも人間関係は特に大きな割合を占めていると思います。私が9年ほど老人保健施設で勤められたのは、先輩方や仲間に恵まれたおかげだと思います。人間関係が良好でなければ、私もすぐに辞めていたと思います。