老人ホームでは、難聴の人も多くいらっしゃります(耳が聞こえにくい人)。その為、補聴器を使用されている人も珍しくないのですが、補聴器は小さいものが多く、たびたび紛失するということが起こりえます。それは職員の過失であったりするケースや、ご本人様が失くしてしまうなど、さまざまな理由があります。
先日、私の勤めている施設で補聴器を使用されてるご入居者様がいるのですが、補聴器を紛失してしまったと申し送りがありました。基本的に就寝前には外し、ボタン電池もとって消耗を防ぎ、起床時にそれを装着するという対応をしていたのですが、紛失してしまったと。ご本人様による紛失かもしれませんし、職員のミスによるものかは不明なのですが、その事をご家族様に報告すると、以前使用していた古いタイプの補聴器があったのでそれを持ってきてくれるという事でした。
今度は失くさずに気を付けよう、といっていた矢先に先日、また紛失してしまったのです。さすがに職員のミスを疑われても仕方ない頻度ですが、ある日車いすからぽろっと壊れた補聴器が出てきたそうです。見事に真っ二つに割れてしまってしました。
このように小さな補聴器で、ご自身で管理するのが難しい人は職員が管理することになると思いますが、装着し忘れであったり色々紛失するケースがあります。危ないのは入浴時です。外し忘れてそのまま入浴し、水浸しになって故障なんていうケースも過去に見てきました。
補聴器は精密機械で、難聴の人にはなくてはならないものですので、取り扱いには十分注意しましょう。